2010年12月28日火曜日

安いワイヤススレーブ YONGNUO RF-602

フラッシュをリモートで発光させるためには長いケーブルを使うか、ラジオスレーブを使うのですが、ケーブルは煩わしいし、ラジオスレーブは高いのがあたりまえ。
そう思ってeBayなどを探していると中国製の安いラジオスレーブがいっぱい出てくる。調べてみるとこのYONGNUO RF-602がクオリティが高そうなことがわかって、早速購入。YONGNUOは深センでフラッシュ関係の写真用品を専門に作っているメーカーの様です。

1週間ほどでYONGNUO RF-602が届きました。

結構ポップなパッケージ

個包装されています

これを買う前に中国のセラーからRF-602のトランスミッタ1個とレシーバー2個のセットを購入した事があり、その時は箱は無いし、電池もない。そして信じられないことにネジに赤い錆びが浮いていて、当然返品しました。

今回は評判の良い香港のセラーからトランスミッタとレシーバーのセットを2個購入。
2セット買ったのはトリガーが2個あったほうが便利だと思ったのと、2セット買っても安いから。

説明書によるとトランスミッタはCR2の電池で2万回レリーズ出来るそうで、レシーバは単4を2本使用して45時間待機すると書かれています。また、チャンネルは15チャンネルに対応しており、4つのディップスイッチのon/offでチャンネルが決まります。トランスミッタのディップスイッチを全部オフにしておくとレシーバのチャンネルがなんであろうと制御することができるようになります。

良い点
送料込みで1セット$30程度と安い。
トランスミッタにシンクロソケットがあるので汎用的。
トランスミッタのシンクロ接点にネジが切ってあり、ニコンのシンクロコードSC-11を繋ぐとロックできる。
IRではなく、2.4Ghz帯の電波を使用しているため、多少の障害物があっても発光する。
レシーバーに三脚用のネジ穴がある。
レシーバー側にレリーズケーブルをつけてトランスミッタのボタンを押すと半押しでAF、全押しでワイヤレスレリーズができる。

中身はこんな感じ

ソケットはネジが切ってある


改良してほしい点
トランスミッタとレシーバーに締めつけるロックがないためホットシューにしっかり取り付けられない。
トランスミッタ側のボタンが盛り上がっており、意図せず押してしまいやすく、誤動作しやすい。
トランスミッタ側は電池が入った状態だと常にON状態になっているようで、電源スイッチが欲しい。
レシーバーのスイッチの位置がストロボを付けたまま操作できない位置にある。
ディップスイッチは露出していなくてもいいのでは?


EOS 5DとEOS Kiss Xでテストしてみました。EOS5DとKiss Xは1/200以下がシンクロ値ですが、問題なく同調しました
追記:どうもフルサイズの5Dでは1/200にすると、状態によっては画像の下の部分がケラれてしまうことがあるようです。1/125以下がいいようです。


TTLは対応していないため、マニュアルでの撮影となります。トランスミッタはフラッシュとは認識されません。

シンクロコードでハッセルとも繋いで撮ってみましたが、こちらも問題なく撮れていました。

若干癖がありますが、慣れれば便利です。なかなかコストパフォーマンスの高い製品ですね。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。私も半年後ですが、購入しました。RF-603という後継機種も出ているようですが、ニコン、キャノン以外は、まだRF-602でないと、発光できないようです。

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  2. Taroさん

    はじめまして。コメントありがとうございます。後継機種が出ているんですね。ディップスイッチや接点の金属化とか、RF-602で改善してほしかった点がいろいろと改善されているみたいで、今買うならRF-603の方が良いのかもしれませんね。

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