2010年11月28日日曜日

2010年11月27日土曜日

セコニックのL-308S

「単体露出計でも買っとくか」ということで、いろいろ検討してみた。

アナログメーターのスタジオデラックスは使い勝手が悪いし、重い。L-358は多機能で良さそうだけどちょっとオーバースペック。

他のメーカーも見てみたけれど、一番バランスがいい感じのL-308Sを買うことにした。
日本で買うと2.3万位なのが、イギリスのeBayだと新品が100ポンド(日本円で1.3万)で買えてびっくり。
しかも送料無料。どうなってるんでしょうか?

香港から届くらしいのですがどうなりますか。

-------追記-------

注文して1週間で無事届きました。送料は50香港ドル。なぜか書留で届く。L-308Sは機能は少ないけれど、とにかく軽いので重宝しそう。

2010年11月23日火曜日

Carl Zeiss Ultron 50mm f1.8



凹ウルトロンが欲しいと思ったのは変なレンズだから。
たまたまマップカメラのブログを読んでしまい欲しい病に。。

元はVoigtlanderのProminentに採用されていたレンズで、本来一眼レフに装着できないはずなのに「一眼レフに装着できるように前玉に凹レンズを入れて調整してみました」的な強気なレンズ構成ですが。これでなかなか良い写りをしてくれます。

設計者はA.W.Tronnier博士。元はSchneiderでXenonやXenerを設計した人で、後にVoigtlanderに移籍したそうです。Voigtlanderも時の流れでZeiss Ikonに買収されてしまうのですが、このレンズはまさにそうした時期のものです。

Tronnier博士のレンズだから-tronというのかと思ったのですが、-tronというレンズはUltronの他にありません。エレクトロンとも関係なさそうです。勝手な想像ですが、UltronはTronnier博士が設計したレンズの中では最後期の作とされており、博士の到達点としてUltra(超)+TronnierでUltoron(超トロニエ?)としたのか?などと楽しい想像をしたりしていますが、どうなんでしょうか?
個人的には、それに見合うだけの写りだと思います。

M42マウントのレンズは個性的なレンズが多いのですが、このレンズは際立っています。

-CarlZeissなのにVoigtlanderのブランド「Ultron」という時点で??
-前玉が凹レンズ
-絞り羽の形状が複雑で変だ
-絞りリングにステップがなく無段階のため、たぶん2.8とか恐らく5.6かそんな感じ
-フード、フィルターが専用品
-変なのにシャープでぼけ味よく写りがよい。
-見た目もブラックとシルバーでなかなかかっこいい

肝心の写りですが、超トロニエだけあっていいです。モノコート時代のレンズなので逆光は弱いのですが、むしろそれを利用してフレアやゴースト楽しんでも良いと思います。太陽光を斜めに入れると虹が出たりコントラストが落ちるので、演出としてわざとやるなんてのも楽しいです。

このレンズはeBayで購入し、はるばるポーランドからやってきた経緯があります。

届いてみると見た目は良いのですがヘリコイドがスムースに動かず仕方が無いので、自分で分解して固くなったグリスをクリーニングし、ヘリコイドグリスを入れ直しています。マウント部と絞りが細いワイヤーで連動していて、組み直すのはちょっと大変でしたが、その甲斐あってかとてもなめらかなヘリコイドになっています。

Carl Zeiss Sonnar f2.8 / 85mm


Zeissの85mmと言えば、普通あのPlanarですね。
Planarが有名すぎて目立ちませんがSonnarもなかなかです。

このレンズ、なかなか個性的で素でエフェクトがかった描写をします。
濃厚な発色とコントラスト。Holgaとは行かないまでも、周辺減光があり、トイカメラっぽい雰囲気がありながら、解像度は驚くほど高いです。
また、コントラストが高いからでしょうか?ピントで失敗することが少ない印象があります。

台風のあと、適当に撮った一枚 色が濃いです。


Planarよりも軽く暗いレンズですが、ドイツで作られたものなので、たぶんそれほど安くなかったはず。調べてみると発売当時の定価が76,000円。Planarが9万円台なのでほとんどの人は頑張ってPlanarを買ったと思います。このレンズはあまり売れなかったのか、中古でもあまり見かけません。あっても安いです。

私の持っているSonnarは薄いクモリがあるのですが、そんなことはお構いなしに気に入っている一本です。

2010年11月22日月曜日

Carl Zeiss Planar f1.4 / 50mm


学生の頃、ファッションの雑誌でCONTAX T2で撮った写真を見て「すごいな」と思い、さっそく近所のカメラ屋さんに行ったのですが、「T2は無いけど一眼レフならある」ということでCONTAXのカメラ(たぶんS2)とPlanarのセットを触らせてもらったのが初めての出会い。

当時はAF全盛で、フォーカスリングがスカスカのレンズが多い中、Planarはマニュアルフォーカスでフォーカスリングの適度な重みを感じながら自分で狙ったところにピントを合わせていく感じがとても新鮮でした。

どうしても欲しと思ったのですが、プライスタグを見ると高くて手が出ない。コンタックスといえば高嶺の花。何度かお店に通ったのですが、「CONTAXはお金持ちのカメラだよ」「これから写真やるならNewFM2にしなさいよ」とお店の人に言われ、いつかは欲しいなと思いながら中古のニコンで写真をやるようになったのでした。

それから時が過ぎ、ニコンからEOSに乗り換え、コンタックスのレンズがEOSのボディに取り付けられることを知り、それならあのPlanarを使ってみたいと思い買ってきたレンズ。アダプタを間に挟むため、開放測光ができません。そのため絞りは開放から絞ってf4くらいで使うことが多いです、f1.4と大口径にもかかわらず開放からピントも良くて手放せないレンズです。

2010年11月21日日曜日

Leica Summicron R 50mm f2 (2cam)


Leicaが1970年頃に製造した一眼レフ用のレンズ。先っちょが細く、何ともユーモラスな見た目。

フォーカスリングはなめらかで、ピントの山が掴みやすい。絞りも半段ごとにクリックがあり、使いやすい。高級品だけあって材質や作りに隙はなく、40年以上たった今でも使っていて気持ちがいいレンズです。

ただ問題があって、レンズキャップ、フードが専用品であるため、汎用品が使えません。
さらにレンズキャップはフードを逆向きにレンズに装着した状態でしかかぶせられない面倒な仕様です。
フィルターもシリーズ6というドロップインフィルターなのがちょっと不便です。

と、不便な面もありつつ、何かと持ち出すことが多いお気に入りのレンズです。

2010年11月19日金曜日

どんぐりひろい

ねーちゃんがドングリを拾いにいくというので近所のでかい公園へ。
あるある。いっぱいあるよー。

Carl Zeiss Distagon f1.4 / 35mm を修理に出す

最近修理が多いのですが、これもその記録。

CarlZeiss Distagon 35mm f1.4の調子が悪くなり、オーバーホールする事にした。


1、ヘリコイドが最短側で回転がキツくなる。
2、後玉に極薄のコートスレ

2は以前からあったもので、写りにはあまり影響しないので気にせず使っていた。修理に出そうと思ったのは1が主な理由。

まだ修理対応期間内なので、Webで修理票をダウンロードして印刷&記入して京セラ岡谷工場に送ることにした。

2日後に京セラから電話があり、ヘリコイドの修正と後玉交換で2.5マソというお知らせが来た。
想定の範囲内なのでそのまま修理してもらうことにした。※代引き手数料、送料などは別途かかる。

--------追記--------
およそ2週間後、京セラから電話があり修理が終わったので送りますとの事。
修理代金の支払いが代引きなので事前に連絡があった。

--------さらに追記--------
翌日京セラの箱が家に届く。
どうなったかなー?と開けてびっくり。
ヘリコイドにいくつもキズがあったはずだけど、見事に消えている。回転時の違和感は無くなり、しっかりとしたフィーリング。
ヘリコイドは「修正」と伝票に書かれていたけれど交換されたようだ。
レンズもピカピカ。


ていうかこのレンズ新品にしか見えない。。

新品かも?と思いシリアルナンバーを見るとちゃんと以前のレンズである。京セラのオーバーホールすごい。まるで新品のようになって帰ってきた。

聞いた話ではZeissのMTF検査証がついてくるという話だったけれどそういうものは無かった。
とはいえ、伝票にはしっかりとMTF検査と書いてあるので安心して使えそう。
しかし、以前はキズとかあまり気にせず使っていたのだけど、修理から戻ってきたらあまりにきれいすぎるし、キズつけるのが怖くなってしまった。

のむし、たべる


ごくごく。たべたりのんだり真剣でございます。
フィルムはもらったFOMAPAN 400です。